そこは、深川、門前仲町。「牡丹町」という粋な名の付く町がある。その牡丹町通りに、もんじゃ・お好み焼きの店「ぼたん」がある。この店の主人は女性。そしてフラメンカだというのである。なんと華やかな話ではないか!女主人の名は、青木悦子さん。深川生まれの深川育ち。「フラメンコが先だったのですか?この店をやろうと思ったのが先だったのですか?」という興味本位の質問に、快く答えてくださった。当時、フラメンコを始めてはいたが、店をやるなら「もんじゃ焼き」をやりたいと決めていた、ちょうど良い店舗の空きが出たので始めた、のだという。その後、しばらくフラメンコを離れていた時もあったが、当時知り合ったフラメンカ、マミーニャさんに勧 められ、店にコンパネをひき、入口も改装したりして、不定期ではあるが、フラメンコライブを始めた。現在のライブのスタイルは、まず、ライブの1時間前(いやもっと前か?)に入店、食べ放題のもんじゃとお好み焼きと、飲み放題を堪能。お腹もいっぱい、鉄板の熱さで身も心も温まったところでフラメンコが始まる。ノリの良いフラメンコを聞けばそれはもう、盛り上がるというものである(ライブハウスより盛り上がる?!)。フラメンコライブの盛り上がりはもちろんであるが、「ぼたん」はなんとなく居心地が良い。青木さんの人柄なのだと思うが、集まってくる人を受け入れてくれるふわっとした暖かさがある。なんでもカンテのAさんは、趣味の釣り大会の際、ここを起点に鯵を釣りに行くというし、餃子パーティ(鉄板最強!)やハロウィーンイベント(身内限定)も行われるらしい(うらやましい)。マミーニャさん主催の「もんじゃdeフラメンコ」は不定期だが月に1回ほど。その他のイベントも適時開催。拝見したライブでは青木さんのバイレとカンテも堪能させていただきました!最後に、お伝えすべきことがひとつ。もんじゃとお好み焼き、ものすごく美味いです!具材の量もたっぷりで絶妙なバランス。壁には自家製果実酒がずらりと並ぶ。カルピスのラインナップが充実しているのは、ソフトドリンクしか飲まない合気道グループのリクエストによるものだとか。駅は門前仲町のほか、京葉線の越中島駅からも近い。ライブがなくても立ち寄りたい店。自分の家のそばにあったらいいなあ、と思う店なのである。 ぼたん 東京都江東区牡丹2-2-6電話:03-3630-8806 営業時間:17:00 - 23:00定休日:不定休営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。●ライブ情報:ぼたんのバナー下のフライヤーをチェックしてください!予約はメールで!https://mirufla.com/2025/05/09/botanlive202505/
場所は大手町、ビジネス街のど真ん中に、広々としたテラスを持つ、スペインバルが登場した。その名は「カラオラ」。リオハ州の街(村)の名である。都会の中に、カラオラの市場のような、一角を作りたいと思ったから、だそうだ。 バルとは言いながら、そのコンセプトはきちんとした料理を楽しめるレストランである。ワインとのマリアージュを提案するメニューや、バレンシア米を使ったパエリアなど、素材にもこだわる。 大手町という場所柄、女性も多いが男性の利用も多く、ゆっくりと食事を楽しみながらワインやお酒を楽しむことができる。 やはり、カラオラの一番の特徴は、店のファサードが天井の高い広々としたテラスに向いているところだろう。テラスには店占有のテーブル席もあるが、一階から地下一階へ向かう階段さえも観客席として機能しそうな、円形劇場のようなテラスなのである。 テラスでは色々なライブも企画され、近々には、10月6日に「東京・大手町 フラメンコ・フェスティバル」が開催予定。フェスティバルのプロデュースは、ギタリストの池川寿一さんによるもの。『プロによる本格フラメンコライブ』『フラメンコ体験ワークショップ』『愛好家による演目披露』と盛り沢山の3部構成。3部でセビジャーナスを踊ってくれる方を絶賛募集中である。 お話を伺ったオーナーの加瀬健一さん、新しいレストランをプロデュースする他、新たなイベントも企画中。「何をやるかというよりは、自分は何をやらないか、ということにこだわる」という。「このお客様に二度と合わないとしても後悔がないか?」と問い続けながらの企画が、新たなスペイン料理とフラメンコの発信地となるのかもしれないと予感させる。 ライブも定期的に行う予定とのこと、大手町のスペイン料理とフラメンコを楽しみに、我々もぜひ一度、出かけてみようではないか。 Calahorraカラオラ 東京都千代田区大手町2-3-1 大手町プレイス ウエストタワー B1F電話番号:03-6910-3922営業時間:月・火・水・木・金 11:00〜14:00 L.O. 13:3017:00〜22:00 L.O. 料理20:30 ドリンク21:30定休日:土・日・祝日●フラメンコ等のライブ情報はこちらからhttps://www.instagram.com/calahorraotemachi/10月6日(月)東京・大手町 フラメンコ・フェスティバルhttps://vivafla.jp/20251006fes/
銀座のコリドー街に、広々とした空間のスペイン料理店が登場したのは令和4年10月のこと。「BROWNSTONE」とは赤褐色の砂岩であり、その名からインスパイアされた。スペイン料理を携え日本に初上陸、「BROWNSTONE」は世界展開を目指しているという。 広い店内は、スペイン南部のイスラムを思わせる装飾やタイルで彩られ、壁にはフラメンカの絵画も。カラフルで情熱的、そしてエキゾチックなムードでスペイン料理を楽しむことができる。 2人のスペインのシェフによる料理も本格的。一から取った出汁を使い、豊洲の魚介を使ったパエリアはもとより、工夫を凝らした演出のタパスも目に楽しい。味に関してはスペインのみならず、アジアの調味料をアレンジしたりと、グローバル感のあるメニュー開発にも積極的である。 ゆっくり着席できるテーブル席と、お洒落なカウンター席。天気の良い日は、窓際がオープンテラスにもなり、人数や時間帯などで様々な利用ができるだろう。 ドリンクもスペインを始め世界のワインを用意。サングリアも季節のフルーツが散りばめられてオシャレである。手作りのデザートでは、バスクチーズケーキがおすすめ。ふわふわでとろける食感を提供するため、その日に作ったものだけの数量限定だそうだ。 そして特筆すべきは、週末(金・土曜日)夜の無料フラメンコライブだろう。バイラオーラが客席を回り楽しませてくれる。一緒にセビジャーナスを踊ってもOK。ちょっとした旅行気分も味わえる。 利用に関しては、パーティ企画や、パーティでのフラメンコアルティスタの手配なども相談可能。さらには昼間であれば自主ライブ企画などについても相談に乗ってくれるそうだ。 今後も東京に、全国に、そして世界にとブランド展開を目論む「BROWN STONE」。ぜひ、私たちも一緒に楽しみながら、応援させていただきたいと思うのである。 BROWNSTONE Tapas Bar GINZA(ブラウンストーン タパスバー 銀座) 〒104 -0061東京都中央区銀座7丁目2-18 銀座グランベルスクエア101電話番号:03-6263-9529営業時間:17:30〜00:00(L.O. 料理23:00 ドリンク23:30)※金 17:30〜02:00(L.O. 料理23:00 ドリンク01:30)※土 11:30〜14:30(L.O. 14:00)/17:30〜02:00(L.O. 料理23:00 ドリンク01:30)※日・祝日・祝前日・祝後日 11:30〜14:30(L.O. 14:00)/17:30 〜 00:00(L.O. 料理23:00 ドリンク23:30)定休日:月曜(月曜が祝日の場合は火曜が振替休日)
ビキニは東京都内に3店舗、仙台に1店舗を展開する。 このブランドを監修するのは、ジョセップ・バラオナ・ビニェス氏。小笠原伯爵邸のオープン時のシェフであり、「スペイン・カタルニア地方の伝統的な料理をカジュアルに楽しめるスペインレストラン」というのが「ビキニ」のコンセプトだ。 ジョセップ氏が得意とする色とりどりのピンチョスや、素材のよさをいかしたシンプルで本格的なスペイン料理を、実現するのは、ビキニピカールのスタッフたち。 その一人であるシェフの坂井さんにお話を伺った。 「やはり、ジョセップ氏の考えるコンセプトを、料理として再現するのに、スタッフ達にどのように落とし込んでゆくか、については1番心を砕くところです。」と坂井さん。メニューは、ジョセップ氏の監修に加え、坂井さん達の意見も取り入れながら、作り込んでいくのだそうだ。季節ごとに開発される新たなメニューも楽しみである。 料理がカラフルで綺麗、盛り付け方もとても楽しいですよね、との筆者の感想に、「ジョセップ氏はピンチョスを得意としており、日本は野菜の種類も多いので、色彩の表現には特にこだわっているところです。」とのこと。もちろん、肉料理やパエリアなどの食事も得意、レストランとしてのこだわりも感じられる。 お供のドリンク類も豊富。カジュアルなスペインワインから、一度飲んでみたいものまで。「ソムリエの秘蔵ワイン」というお楽しみもあるそうなので、ぜひお声がけを!スペインの生ビールや、シェリー、シードル、カクテルもラインナップ。料理に合わせて楽しみたい。 日本橋は大人の街といった印象。オフィスも多いが、百貨店でショッピングを楽しむ客など年齢層は幅広く、落ち着いてゆっくり食事をするのにはぴったりな街だろう。コレド室町というビル内にあり、定休日は元旦のみ。オープン時間も11時から23時までという点も、利用する側にとっては大変ありがたいところ。 今後も、いろいろなメニューや展開を構想中とのこと。これからも楽しみなビキニピカール、日本橋のスペイン料理店を、ぜひ選択肢の一つに加えていただきたいと思うのである。 BIKiNi PICAR 〒103-0022東京都中央区日本橋室町2丁目2番1号 コレド室町 2FTEL:03-6202-3600営業時間<ランチ>11:00~(L.O.15:00)<ディナー>15:00~23:00(フード21:00 L.O.、ドリンク21:30 L.O.)
バル ポルティージョは、目黒川沿いの道から代官山方向へ入ったところにある、中目黒の店である。平日歩けば、静かな中目黒。カジュアルなスペインバルだが、友人と、会社帰りに、デートで、と、どんな目的にもぴったりの場所である。 「ポルティージョ」とは「小さな扉」の意。「ドアを開けばもうそこはスペイン」というコンセプトのもと、スタッフたちが明るく、気さくに迎えてくれる。 オーナーは、代官山アロセリア・サルイアモールや、銀座ラパンサ、バル・ポルティージョ・デ・エスパーニャ丸の内店のオーナーでもある、ビクトルガルシアさん。青山の老舗レストラン、エル・カステリャーノの創業者、ビセンテ ガルシアさんを父に持つ。 幼い頃からレストランに触れていたこともあり、外で食事をする特別感や、スタッフとの楽しいやりとりなど、それら全てが「日常」の中に、「非日常」として記憶に残ると体感した。彼が目指すのはそんな「非日常」を感じてもらえる店づくりだ。 スペインでは、「朝バルに寄ってから、仕事へ。昼食を食べに寄って、さらに夜はお酒を飲みに…」と日に何度もバルに顔を出すという。そこにはコミュニティが存在し、生活に溶け込んでいる。バル ポルティージョが目指すのもそんな店作りだ。(朝はやっていないがランチ営業あり!)この店に入るとウキウキした楽しい感じがするのだが、それを感じるのはまずスタッフから。そつのない対応はもちろんだが、みな楽しそうに仕事をしているのが印象的だ。 そしてメニュー。スペインを感じる定番とともに、季節ごとに変わるメニューは、シェフ、スタッフ、オーナーで開発するそう。スペイン製のチーズや生ハム、材料にこだわっているのも嬉しいポイントだ。 そしてパフォーマンス。バスク地方の白ワイン「チャコリ」を頼んでみよう。スタッフが、頭上から手元のグラスヘと、一気に注いでくれる「エスカンシア」という手法。チャコリの酸味を和らげ飲みやすくするのだという。 日常から非日常へ。もし、ちょっとスペインに行きたくなったら、この店の扉を開けてみるのも良さそうである。 Bar Portillo(バル ポルティージョ) 東京都目黒区青葉台1-19-12 エスセナーリオ青葉台 103TEL:050-1720-5522営業時間火・水・木・金 12:00〜15:00 17:00〜22:30土・日・祝日 12:00〜22:00平日月 定休日(祝日は営業)ランチパエリアL.O 14:00 ディナーアラカルトL.O21:3012/30(月):L.O.20:00 21:00閉店、1/5(日):ランチ休み、17:00~ディナーのみ営業12/23(月)、12/30(月)、1/6(月)は臨時営業