中野駅北口の「ふれあいロード」をまっすぐ北へ。ほぼ中野ブロードウェイの入り口あたりに差し掛かったら、左にちょっと入る。ダークグリーンと焦茶色の高級感のあるファサードが目印。 オーナーはネパール出身の秋月ビガンさん。もともとスペイン料理が好きで、シェフのアリアル・アニルさん(ネパールでは同級生だったという)と共に二重橋のスペイン料理店で4年間修行。日本ではスペイン料理の材料も手に入りやすく、自分たちの店を持つという夢も広がったのだという。 店名の「SABOR DORADO」は「黄金の味(最高レベルの味)」という意味。中野は観光客も多く、会社帰りの人や学生も多い。東京の中心にも近く、多くの人にスペイン料理を提供できる、と思ったそうだ。 修行時代に、日本での接客サービスにも感動したという秋月さん。外国では外国料理というだけで「サービス」を期待していないという風潮もあるが、日本では「サービス」がどこでも提供されている。そんな「おもてなし」の文化も届けたいとのこと。 1階にはバーカウンターがあり、1人やカップルでの利用に最適。2階のダイニングスペースは決して広くはないが、充分に間隔をとったテーブル席で、隣を気にすることなく、ゆっくり会話と本格的スペイン料理を堪能できる。注文や配膳も丁寧で親切。 彼らが提供する料理にもしっかりとしたポリシーが。パエリアは日本の米は使うが、サフランや野菜の出汁を使い、本格スペインの味を目指す。肉も和牛を使うが質の良いものを。タパスは日替わり、リコッタチーズやドレッシングなども自家製だとか。 ワインも手頃なものからハレの日のためのものまで。「美味しい」があちこちに感じられて、心地良いのである。 メニューも豊富で価格がかなりリーズナブル。故にたくさん食べて飲んで語って欲しいお店である。2店舗目の開店が夢と語っていたお2人、ぜひ頑張っていただきたい。 味覚には国境がないのだなぁ、と。美味しいもの、好きなものに国境はないのだなあ、とつくづく感じた訪問でありました。 サボール ドラード(SABOR DORADO) 東京都中野区中野5-55-15 TEL:050-5869-7449アクセス:中野駅北口から徒歩3分 中野駅から310m営業時間:月・火・水・木・金・土・日・祝日・祝前日・祝後日11:30〜15:00 L.O. 14:3017:00〜23:00 L.O. 料理22:00 ドリンク22:30席数:22席(カウンター10席、テーブル12席)https://tabelog.com/tokyo/A1319/A131902/13319826/
今回寄り道したのは、錦糸町。駅から3分ほどの人気店である。 その名は「セルジオ」。店長の大澤さんに店名の由来を尋ねたが、「そこですか?」と笑っておられたので、あえて深く追求せず。ともあれ、その人気を探ってみることにした。 入り口の楽しいネオン装飾に誘われて、中に入ると、間口はそんなに広くなく、手前に2人用のテーブル、そして人数の融通が効くテーブル席が奥まで続く。一番奥にはグループでゆっくり座れるボックス席が。 明るくなく、暗くなく。会話が弾み賑やかだが、うるさくなく。程よい居心地の良さである。 ソムリエの資格を持つという大澤さんのワインチョイスも絶妙。手頃な価格のワインがたくさん、でも、ちょっと贅沢なワインも外さない。それ嬉しいよね、と心で叫ぶ。 タパスも気分に合わせて、いろいろと選べるほどにラインナップされている。生ハムやアヒージョなど、定番もどれもはずさない。 どのお客様も注文する、という人気のパエジャは、バレンシア風魚介のそれとは少し異なるアプローチ。どのパエジャも、丁寧に取った鶏と魚介のスープを使う。また、イカスミのパエジャには炭火で焼いたイカで、香ばしさをプラス。 ふと壁を見ると「パエジャは仲間と楽しく食べるのがスペイン流!!」というメッセージボードが。そうだ、ここは仲間と過ごすのに必要なものが揃っているのだと気付かされる。 そういえば、お店のホームページにも「どんなに高いワインでも、一人で飲んだら美味しくないよね。友達と楽しく飲むのが一番美味しい!」とあったっけ。 お店のスタッフも気持ちよくテキパキと親切。デザートのバスクチーズケーキをつまみに、未練がましくワインを飲むという、我ら呑兵衛仲間の「バルの日常風景」が愛おしい、錦糸町の夜なのでした。 タベルナ セルジオ(TABERNA SERGIO) 東京都墨田区錦糸3-8-11 大野ビル 1FTEL:03-3829-8228アクセス:JR総武線、地下鉄半蔵門線 錦糸町駅から徒歩約3分営業時間:【月~金】17:00~23:30(L.O. 料理 22:30 / ドリンク 23:00)【土・日・祝】15:00~23:30(L.O. 料理 22:30 / ドリンク 23:00)※パエジャは22:00ラストオーダー定休日:不定休・年末年始総席数:35席(カウンター6席、テーブル30席)または36席https://taberna-sergio.com/
そこは、深川、門前仲町。「牡丹町」という粋な名の付く町がある。その牡丹町通りに、もんじゃ・お好み焼きの店「ぼたん」がある。この店の主人は女性。そしてフラメンカだというのである。なんと華やかな話ではないか!女主人の名は、青木悦子さん。深川生まれの深川育ち。「フラメンコが先だったのですか?この店をやろうと思ったのが先だったのですか?」という興味本位の質問に、快く答えてくださった。当時、フラメンコを始めてはいたが、店をやるなら「もんじゃ焼き」をやりたいと決めていた、ちょうど良い店舗の空きが出たので始めた、のだという。その後、しばらくフラメンコを離れていた時もあったが、当時知り合ったフラメンカ、マミーニャさんに勧 められ、店にコンパネをひき、入口も改装したりして、不定期ではあるが、フラメンコライブを始めた。現在のライブのスタイルは、まず、ライブの1時間前(いやもっと前か?)に入店、食べ放題のもんじゃとお好み焼きと、飲み放題を堪能。お腹もいっぱい、鉄板の熱さで身も心も温まったところでフラメンコが始まる。ノリの良いフラメンコを聞けばそれはもう、盛り上がるというものである(ライブハウスより盛り上がる?!)。フラメンコライブの盛り上がりはもちろんであるが、「ぼたん」はなんとなく居心地が良い。青木さんの人柄なのだと思うが、集まってくる人を受け入れてくれるふわっとした暖かさがある。なんでもカンテのAさんは、趣味の釣り大会の際、ここを起点に鯵を釣りに行くというし、餃子パーティ(鉄板最強!)やハロウィーンイベント(身内限定)も行われるらしい(うらやましい)。マミーニャさん主催の「もんじゃdeフラメンコ」は不定期だが月に1回ほど。その他のイベントも適時開催。拝見したライブでは青木さんのバイレとカンテも堪能させていただきました!最後に、お伝えすべきことがひとつ。もんじゃとお好み焼き、ものすごく美味いです!具材の量もたっぷりで絶妙なバランス。壁には自家製果実酒がずらりと並ぶ。カルピスのラインナップが充実しているのは、ソフトドリンクしか飲まない合気道グループのリクエストによるものだとか。駅は門前仲町のほか、京葉線の越中島駅からも近い。ライブがなくても立ち寄りたい店。自分の家のそばにあったらいいなあ、と思う店なのである。 ぼたん 東京都江東区牡丹2-2-6電話:03-3630-8806 営業時間:17:00 - 23:00定休日:不定休営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。●ライブ情報:ぼたんのバナー下のフライヤーをチェックしてください!予約はメールで!https://mirufla.com/2025/05/09/botanlive202505/
場所は大手町、ビジネス街のど真ん中に、広々としたテラスを持つ、スペインバルが登場した。その名は「カラオラ」。リオハ州の街(村)の名である。都会の中に、カラオラの市場のような、一角を作りたいと思ったから、だそうだ。 バルとは言いながら、そのコンセプトはきちんとした料理を楽しめるレストランである。ワインとのマリアージュを提案するメニューや、バレンシア米を使ったパエリアなど、素材にもこだわる。 大手町という場所柄、女性も多いが男性の利用も多く、ゆっくりと食事を楽しみながらワインやお酒を楽しむことができる。 やはり、カラオラの一番の特徴は、店のファサードが天井の高い広々としたテラスに向いているところだろう。テラスには店占有のテーブル席もあるが、一階から地下一階へ向かう階段さえも観客席として機能しそうな、円形劇場のようなテラスなのである。 テラスでは色々なライブも企画され、近々には、10月6日に「東京・大手町 フラメンコ・フェスティバル」が開催予定。フェスティバルのプロデュースは、ギタリストの池川寿一さんによるもの。『プロによる本格フラメンコライブ』『フラメンコ体験ワークショップ』『愛好家による演目披露』と盛り沢山の3部構成。3部でセビジャーナスを踊ってくれる方を絶賛募集中である。 お話を伺ったオーナーの加瀬健一さん、新しいレストランをプロデュースする他、新たなイベントも企画中。「何をやるかというよりは、自分は何をやらないか、ということにこだわる」という。「このお客様に二度と合わないとしても後悔がないか?」と問い続けながらの企画が、新たなスペイン料理とフラメンコの発信地となるのかもしれないと予感させる。 ライブも定期的に行う予定とのこと、大手町のスペイン料理とフラメンコを楽しみに、我々もぜひ一度、出かけてみようではないか。 Calahorraカラオラ 東京都千代田区大手町2-3-1 大手町プレイス ウエストタワー B1F電話番号:03-6910-3922営業時間:月・火・水・木・金 11:00〜14:00 L.O. 13:3017:00〜22:00 L.O. 料理20:30 ドリンク21:30定休日:土・日・祝日●フラメンコ等のライブ情報はこちらからhttps://www.instagram.com/calahorraotemachi/10月6日(月)東京・大手町 フラメンコ・フェスティバルhttps://vivafla.jp/20251006fes/
銀座のコリドー街に、広々とした空間のスペイン料理店が登場したのは令和4年10月のこと。「BROWNSTONE」とは赤褐色の砂岩であり、その名からインスパイアされた。スペイン料理を携え日本に初上陸、「BROWNSTONE」は世界展開を目指しているという。 広い店内は、スペイン南部のイスラムを思わせる装飾やタイルで彩られ、壁にはフラメンカの絵画も。カラフルで情熱的、そしてエキゾチックなムードでスペイン料理を楽しむことができる。 2人のスペインのシェフによる料理も本格的。一から取った出汁を使い、豊洲の魚介を使ったパエリアはもとより、工夫を凝らした演出のタパスも目に楽しい。味に関してはスペインのみならず、アジアの調味料をアレンジしたりと、グローバル感のあるメニュー開発にも積極的である。 ゆっくり着席できるテーブル席と、お洒落なカウンター席。天気の良い日は、窓際がオープンテラスにもなり、人数や時間帯などで様々な利用ができるだろう。 ドリンクもスペインを始め世界のワインを用意。サングリアも季節のフルーツが散りばめられてオシャレである。手作りのデザートでは、バスクチーズケーキがおすすめ。ふわふわでとろける食感を提供するため、その日に作ったものだけの数量限定だそうだ。 そして特筆すべきは、週末(金・土曜日)夜の無料フラメンコライブだろう。バイラオーラが客席を回り楽しませてくれる。一緒にセビジャーナスを踊ってもOK。ちょっとした旅行気分も味わえる。 利用に関しては、パーティ企画や、パーティでのフラメンコアルティスタの手配なども相談可能。さらには昼間であれば自主ライブ企画などについても相談に乗ってくれるそうだ。 今後も東京に、全国に、そして世界にとブランド展開を目論む「BROWN STONE」。ぜひ、私たちも一緒に楽しみながら、応援させていただきたいと思うのである。 BROWNSTONE Tapas Bar GINZA(ブラウンストーン タパスバー 銀座) 〒104 -0061東京都中央区銀座7丁目2-18 銀座グランベルスクエア101電話番号:03-6263-9529営業時間:17:30〜00:00(L.O. 料理23:00 ドリンク23:30)※金 17:30〜02:00(L.O. 料理23:00 ドリンク01:30)※土 11:30〜14:30(L.O. 14:00)/17:30〜02:00(L.O. 料理23:00 ドリンク01:30)※日・祝日・祝前日・祝後日 11:30〜14:30(L.O. 14:00)/17:30 〜 00:00(L.O. 料理23:00 ドリンク23:30)定休日:月曜(月曜が祝日の場合は火曜が振替休日)