2024年3月20日(水・祝)西日暮里アルハムブラにて『フラメンコ教室交流フェス』が行われました!参加してくださった6チームは、それぞれの教室・先生の振り付けで、楽しく、そして力強く踊ってくださいました。会場も暖かいハレオに包まれ、とても良い雰囲気でフェスを行うことができました。ご来場のお客さまの投票により、優勝は「BG赤羽キャンディーズ(ベニートガルシア・フラメンコアカデミー)」に決定!ファルーカスタッフが選んだファルーカ賞は「ワイワイ★ボイラチャ(北原やよい先生)」チームに決定いたしました。惜しくも賞をのがした4チームも、とてもとても素敵で、急遽、参加してくださった全チームをファルーカで取材することにいたしました。4月1日発行のVol.73には間に合いませんでしたが、Vol.74以降で優勝チームの他、参加チームをご紹介することになりますので、みなさま楽しみにお待ちください。 BG赤羽キャンディーズ ワイワイ★ボラチャ BG赤羽キャンディーズ ワイワイ★ボラチャ
Vol.73 電子ブック Vol.73 PDF 【特集】Festival de Jerez 2024【やってみた!】新年会de Flamenco 踊ってみた! 弾いてみた!の巻【寄り道手帳】スペインバルAmbiente【ミラーダ】バイラオール 大槻敏己【濱田吾愛のFuente del Cante】シギリージャ【カフェフラメンコ】第4回フラメンコWebフェスティバル【アルティスタの金言】中谷泉の座右の銘【エミリーちゃん】ライブはいいね!の巻【簡単レシピ】ファバーダ【映画】『雪山の絆』【CD CHECK】 ノア・ドレズナー「El Hilo Rojo」◎ライブ情報◎プレゼント◎セレクトショップ
「Ambiente(アンビエンテ)」はスペイン語で「雰囲気」のこと。「にぎやかな雰囲気」のなか、お酒とタパス、そしてフラメンコを楽しんでもらえるように、と名付けられた新潟のスペインバルである。 新潟駅からタクシーで5分ほど。行先を告げると「黄色い壁のスペイン料理屋さんですね。」と、新潟でもよく知られている様子。 この店はフラメンコバイレ、小島正子さんの店だ。小島さんは若い頃より新潟でのフラメンコ浸透に尽力、当時まだ認知度の低かった「フラメンコ」を広めようとフラメンコ教室を主催し、後進を育ててきた。2006年に新潟初のスペインバル「Ambiente」をオープン。現在ではフラメンコを楽しむ「場所」として、特別企画のほか、毎週土曜日にはフラメンコ教室の生徒さんによるライブも行われている。 訪れたこの日は「新春スペシャルフラメンコライブ」で立ち見が出るほどの盛況ぶり。小島さんの還暦を祝うもので、ゲストはカンテに有田圭輔、パーカッションにラファエル・モイセ・エレディア、ギターは徳永兄弟、徳永武昭と豪華メンバー(敬称略)。何を隠そう、徳永兄弟は小島さんのご子息、徳永武昭氏は旦那様なのである。 女性客に混じって男性同士のお客様もちらほら。後でわかったことだが、ここで初めてフラメンコを見たという長年のファンもいるそうで、新潟フラメンコの影響力おそるべし、といったところなのである。 ライブは小島さんのヌメロに始まり、武昭氏のギターソロ、徳永兄弟の演奏にモイセ氏のリズムもオンされて、アットホームな雰囲気の中、豪華な演目を十二分に楽しませていただいた。 終演後、小島さんの教室の生徒さんに伺った話が印象的。「新潟に住んでいて、ものすごくラッキーです。他の場所ならフラメンコに出会えてなかったかも。そしてそんな機会を与えてくれた小島先生に感謝です。」本当にその通りである。小島さんのフラメンコへの熱い思いに敬服、そして感謝なのである。 Ambiente(アンビエンテ) 新潟市中央区西堀前通3-725営業日:金曜、土曜 平日昼はランチ営業(ドッグカフェ兼用)営業時間:18:30~23:00ライブ情報はホームページでご確認ください。https://flamenco-iinaa.jimdofree.comご予約、お問合せはTEL:025-224-1107またはTEL:025-281-1714(フラメンコスタジオ)
★Comentario 数ある12拍子の曲種の中で最も重い調子を持つとされ、またソレア(孤独)、アレグリアス(喜び)などと違って、その名前も何やら神秘的なことから、いろいろ謎めいたものを感じさせるのが、このシギリージャだ。近年では、セギディージャ(あるいはセギリージャ)という呼び方もスタンダードになりつつあるが、逆にそうなると、そこにはひとつの可能性が見えてくる。スペイン全土に流行をみた、同名の3拍子の舞曲。そう、セビジャーナスのもととなったセギディージャスだ。しかしこのふたつの曲種を関連づけるのは難しい。なぜなら、リズムも詩の形も展開も、すべてが違うからだ。これはもはや、同姓同名の他人と見なすべき存在であろう。 こちらのシギリージャは、フラメンコの草分け時代にエル・プラネータ、エル・フィージョという名人たちによって無伴奏またはギターを伴って歌われ、やがて20世紀半ばに踊りを伴い、今なお“フラメンコの父”とも言うべき地位をしめているのだから。4行詩でありながら、6・6・11・6という独特な音節を持つ詩の形、同じ無伴奏時代からのレパートリーであるマルティネーテを彷彿させる「1ィ、2ィ、3ァーン、4ーィ、5ォ」という変則5拍子にも取れるリズム、どこを取っても唯一無二の存在であるシギリージャ。その謎は21世紀になろうと解明できない。
ファバーダはスペイン、アストゥリアス地方の豆料理。「de la Granja」というインゲン豆が使われますが、白花豆で再現してみました。お鍋で煮込むだけの簡単料理です! ◆材料(4人分) ゆ 白花豆(乾燥) …… 1.5カップ(約200g)玉ねぎ …… 1個チョリソー(ソーセージ) …… 5〜6本ブロックベーコン …… 約200gにんにく …… 1片ローリエの葉 …… 1枚サフラン …… ひとつまみ(4〜5本)塩・黒こしょう …… 適量 ◆作り方 白花豆を一晩、たっぷりの水に浸けてもどします。 白花豆の水を取り替えて鍋に移し、くし切りにした玉ねぎ、ブロックベーコン、チョリソーを入れ、にんにく、ローリエの葉を加えて煮込みます。 豆の表面が水面から出ないように煮てください。スープが少なくなったら水を足し、玉ねぎやチョリソーを上にかぶせるようにするか、落としぶたをして1時間以上煮込みます。 豆がふっくらしてきたら、サフランを少量の湯に浸けて色を充分に出したものを加えます。 豆が柔らかくなったら、塩・黒こしょう味をととのえ、火を止め味をなじませます。一晩置くとさらに味が豆に染み込んで美味しくなります。ベーコンをひと口大に切って取り分けます。 ◆Point 水の量は、常に豆がひたひたに浸かるくらいを目安にしてください。空気に触れると、皮が取れたり煮崩れしてふっくらと仕上がりません。いったん豆が柔らかくなった後は、お好みで煮崩れするまでトロトロに煮込んでもまた、美味しいです。