【あなたの知らないスペイン】ランチは自宅で?

2022.04.1

スペインでは日本のようにお弁当を持参することは少ない。昔から、通常のランチ(almuerzoまたはcomida)は家でとる習慣があり、子どもがいる家庭では両親どちらか、または祖父、祖母などが迎えに行きランチを食べシエスタをとる。たまに親戚、友人などと一緒のランチはレストランでとることも多い。どちらの場合でもランチ前にバルでちょっと一杯しておしゃべり。さすがに大都会では会社と住まいが離れていることが多いせいか、仕事場の近くでゆっくりランチをとる光景が見られる。
時間をかけたランチ・シエスタ後、仕事に戻る。スペインのランチは13:30〜14:00頃から。ちなみに夕食は20:00〜21:00頃から始める。しかし、コロナ禍でデリバリーが主流になり、バルやレストランから人々が消えていることが残念。コロナが落ち着いたころまた以前の光景が見られることを期待している。(OFC磯野智子)