ロシオ・モリーナからコメントが到着! フラメンコ ・ フェスティバルでの最優秀作品を携え、5年ぶり待望の来日

2020.01.21

ロシオ・モリーナ舞踊団 Fallen from Heaven ―天から落ちてきて―

世界最高峰の踊り手との呼び声も高いフラメンコダンサー、ロシオ・モリーナの来日公演を2020年3月7日(土)に東京・新宿区の日本青年館ホールにて開催します。

いよいよ5年ぶりの来日が迫る彼女から、上演作品について、また日本の観客に向けてコメントが到着しました。
3月13日(金)からは、本作「Caida del Cielo」の初上演までに密着したドキュメンタリー映画「衝動―世界で唯一のダンサオーラ」(東劇、東京都写真美術館ホールほか全国順次公開)の上映が決定しており、まさに今大注目のロシオ・モリーナ。一日限りの奇跡をぜひお見逃しなく。

■ロシオ・モリーナよりコメント

今回のショーの原点は、作品制作に入る1年以上前にあったとロシオは言います。パリの女性刑務所で公演をしたとき、もう二度と外の世界に出ることはないと知っている受刑者も、もちろん起床し、1日を過ごす。ある女性受刑者に、その力はどこからくるのか、と尋ねたところ、答えは“卵巣から”。『それからその言葉がずっと私の奥深くに残っていたのです』と彼女は語る。女性であることの意味を深く考えさせられ、突きつけられる言葉である。そこから、彼女自身の性別を深く意識した本作品が生まれた。

また、ロシオはフラメンコ以外のジャンルのダンスはもちろん、他の芸術文化にも影響を受けると言うが、今回は絵画にもポイントがあったようで、『ルネサンス期に活躍した画家、ヒエロニムス・ボスの「快楽の園」にもインスパイアされました。私はいつも、作品を制作するとき、暗い部分に注目するのですが、痛みを伴うこと、悲劇的なことに、人生が映っていると思うのです。まさにフラメンコも、苦しみの中から“宴”が生まれています』と話してくれた。暗い部分に焦点を当て、その中に人生を見出し、時にはくすっと笑えるユーモアをもってステージを舞う。彼女ならではの人生の賛美ではないだろうか。

フラメンコを軸としつつも、様々な要素を柔軟に取り入れる彼女のステージや言葉からは、常に挑戦することの美しさを感じる。しかし挑戦することは、時に“保守派”からの批判を伴う。『世間の意見などはどうでもいいのです。なぜなら私は、私に必要なこと、私が信じていることをやっているのですから。いい時もそうでない時もあります。でも、どんなかたちで、どんなスタイルだろうと、誠実で本物であれば。』挑戦をして例え間違えたとしても、それは必要な事であり、まずは取組みや姿勢を自身で認め、誠実に向き合うことで強さを保つことができるのだろう。

また、彼女は他のダンサーと比べ、即興で踊ることが多いのが特徴とされているが、今回も例外ではない。『最初の15分間は即興を混ぜた踊りです。(日本青年館ホールは)大きな会場ですが、観客のエネルギーが踊りに影響を与えてくるということもあるかと思います』と語る。


ロシオ・モリーナ舞踊団 Fallen from Heaven ―天から落ちてきて―
【公演日時】2020年3月7日(土) 開場:14:30 開演:15:00
【会場】日本青年館ホール
【出演者】ロシオ・モリーナ(ダンサー)エドゥアルド・トラシエラ(ギター)
キコ・ペーニャ(ヴォーカル)パブロ・マルティン・ジョーンズ(パーカッション)
ホセ・マヌエル・ラモス“オルーコ”(パーカッション)
【料金】SS席 ¥12,000、S席 ¥9,300、A席 ¥7,300、B席 ¥5,300、C席 ¥3,500

※すべて税込み
※B席、C席は当日座席指定券での販売です。
開演60分前より、会場入口横の「当日券受付」にて指定席券とお引換致します。
引換券ではご入場出来ませんので、必ず受付でお引換の上、ご入場ください。
座席位置の選択は出来ません。

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